※白内障手術は本院と連携して行っております。

1. 一般外来治療

等を自覚されたら、是非ご相談ください。

2. 検査・診察・診断

一般的な眼科検査で白内障と診断された場合は、治療方針について担当医と十分に相談してください。もし日常生活に支障がなければ、点眼薬や内服薬を使用して進行を遅らせ、定期的に経過を観察します。白内障が進行し、日常生活に支障を感じるようになった際に、手術の時期を検討します。

3. 眼内レンズの種類を
決定します

眼の状態や患者様のご希望に基づき、最適な眼内レンズの種類を決定します。単焦点レンズや多焦点レンズから、視力のニーズに合わせて選択していただけます。それぞれのレンズには特徴があり、日常生活にどのような視力が必要かを考慮して、最適な選択肢を提供いたします。

4. 手術の方法を決定します

5. 手術の日程が
決まりましたら、
手術日の1週間程前に
術前検査を行います。

 

白内障手術に際しては、まず一般的な眼科検査を含め、手術に必要な検査を全て行います。その検査結果を基に、近視、乱視、遠視の状態に適した眼内レンズを選定します。さらに、検査結果や術式、手術後の注意事項などについて詳しくご説明し、患者様が理解し安心できるように努めます。手術当日には清潔な状態で手術を受けていただくため、手術の5日前から抗菌点眼薬を使用していただきます。これにより、安全かつ確実な手術を行えるよう、万全の準備を整えています。

6. 手術当日

通常、白内障手術は午後13時頃から15時までの間に実施されます。手術前に検査と術前の診察を行い、最終確認をいたします。手術自体は短時間で終了し、術後は眼を保護するために眼帯を装着して帰宅していただきます。帰宅後は、なるべく安静を保つように心がけてください。また、術後は入浴や洗顔を避け、目を刺激しないように注意してください。

代表的な手術の流れ

白内障の治療は主に手術で行われます。手術では、小さな切開から濁った水晶体を超音波で砕いて取り出し、その後、人工の水晶体である眼内レンズを挿入します。この方法により、視力の回復が期待できます。

  • 切開します。

    1切開します。

  • 濁った水晶体を砕いて取り出します。

    2濁った水晶体を砕いて取り出します。

  • 眼内レンズを挿入します。

    3眼内レンズを挿入します。

7. 翌日検診

手術当日は、午前中に眼帯をしたまま来院していただきます。まず、眼の消毒と簡単な検査を行い、その後診察を行います。手術後の検診は、翌日、翌々日、1週間後、2週間後、1ヵ月後、3ヵ月後と予定されています。これにより、術後の経過を確認し、必要に応じて適切なケアを行います。

眼内レンズ挿入後の
ピントについて

眼内レンズ挿入後のピントについて

多焦点眼内レンズは、近くと遠くの両方にピントを合わせることができますが、若い頃のように自由にピントを変えることはできません。プレミアム多焦点眼内レンズでは、従来の多焦点レンズでは難しかった中間距離にもピントが合うため、さらに幅広い距離での視力改善が期待できます。ただし、補助的に眼鏡が必要となる場合もあるため、その点を考慮しておくことが重要です。

手術後の合併症について

グレア・ハロー

多焦点眼内レンズを使用した場合、強い光源を見た際に光が眩しく感じる(グレア)や、光の周りに輪がかかって見える(ハロー)ことが起こることがあります。これらは個人差があり、手術後しばらくすると慣れてくることが多いですが、一般的には多焦点眼内レンズの方が単焦点眼内レンズに比べて、これらの症状が発生しやすいと報告されています。

プレミアム眼内レンズでは、これらの症状を軽減するために設計されたレンズを使用しており、患者さんの快適さがより高いレベルで維持されることが期待できます。

後発白内障

白内障手術後、数ヶ月から数年経過した後に、眼内レンズを支える「後嚢」という部分が濁って視力が低下することがあります。これを「後発白内障」と呼びます。後発白内障が進行すると、視界がぼやけたり、眩しく感じることがありますが、幸いにも治療はレーザーで行うことができます。

治療は非常に短時間で完了し、入院の必要もなく、手術後すぐに視力が回復します。レーザー治療を受けることで、視界が改善し、再び快適な視生活を取り戻すことができます。